抗鬱剤 ストレスにより4.5年前よりドライマウスに。喋りにくいのに悩んでおります。どうすればらくになりますでしょうか。
 はじめまして。宜しくお願いいたします
 抗鬱剤 ストレスにより4.5年前よりドライマウスに。
 喋りにくいのに悩んでおります。
 どうすればらくになりますでしょうか。
 だんだん進行するのでは、なぜこううなるかと、いい方法をおおしえ頂けたら頂けたら幸せです。
こんにちは!橋本歯科医院 院長 橋本光悦(みつよし)です。
 メール有難うございます。
 早速ですがお悩みの件につき回答させていただきます。

 1.原因

 ・食生活
 現代の食生活では唾液を十分に出さなくても飲み込めるようなファーストフードや食事が主流になっています。このため唾液の分泌が従来よりも少なくなり、口の中の潤いが足りず、口が渇く、舌がひび割れて痛い、などの症状があります。

 ・精神的ストレス、緊張
 ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。あまり緊張しないよう楽しくゆとりある生活を心がけてみて下さい。気分転換をしましょう。

 ・薬物
抗鬱剤(抗うつ剤)、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があり、薬の量を減らすなど担当医と相談して下さい。

 ・年齢によるもの
 年齢とともに口や顎の筋力が低下や萎縮がおこり唾液の分泌量が低下します。
 70歳以上で男性16%、女性25%の量的低下。
 80才では老人性萎縮により25%以上の低下。

 ・口で呼吸する(口呼吸)
 鼻炎などの鼻疾患や癖などで口で呼吸をすれば唾液は蒸発してしまい口が渇く原因となります。鼻疾患の治療や癖をなおしましょう。

 ・その他病気など
 浮腫、脱水症、糖尿病、シェーグレン症候群、放射線、骨髄移植

 2.治療法

 生活指導や対症療法が中心です。
 口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース夜間義歯などを症状に応じて使用します。
 シェーグレン症候群では内服薬と症状に応じた保湿性薬剤などを投与します。
 と言う事なのですが京都でしたら府立医大の歯科口腔外科に行かれて担当の先生に診察していただいてご相談されたほうがいいと思います。