歯科矯正と顎関節症について高校時代に虫歯治療に行った歯科で顎関節症の指摘を受けました。
 歯科矯正と顎関節症について
 高校時代に虫歯治療に行った歯科で顎関節症の指摘を受けました。
 稀に開口時の顎関節の痛みがありましたが通院などは考えていなかったところに、治療時の開口の幅が狭いと指摘され、上記の歯科医に1年ほど通院しました。
 治療は、内側に傾いていた奥歯を矯正で上に向けるといったものでした。
 1、2年ほどで治療は終了し、それ以来は特に支障もなく生活しておりました。
 最近になり、大人の歯科矯正というものに興味を持ちました。
 しかし、顎関節症のとの兼ね合いや、親知らずが生えきっていないこともあり、取組むかどうか悩んでいます。
 親知らずについては大学時代に別の歯科で、抜く必要はないと言われたため、温存しています。
 歯列の現状は、上の前歯が全体にやや出ている。
 下の前歯で一本前に飛び出し気味のものがある。
 それらの矯正を考えています。
 親知らずは、レントゲン撮影で、上に一本、下に2本あり、下の2本は生えかけです。
 そこでお伺いしたいのは、
 ①矯正によって顎関節症が悪化、再発することはあるか?
 ②治療を受けるなら親知らずが生えた後が良いのか?の2点です。
 お忙しいとは存じますが、何卒ご回答よろしくお願いします。
こんにちは!橋本歯科医院 院長 橋本光悦(みつよし)です。
 お便りありがとうございます。
 ①矯正によって顎関節症が悪化、再発することはあるか?
 一般の矯正専門医では顎の事は考えずに矯正をしますから、もちろん再発は考えられるでしょう。
 あまり顎関節症の事は考えないというか、矯正とは関係ないと考えている矯正医がほとんどです。
 その為、なんともない人でも矯正したお陰で顎が痛くなったという患者さんが結構の頻度で当医院へ来院されます。
 ②治療を受けるなら親知らずが生えた後が良いのか?
 当医院では矯正を始める前に萌えてる萌えてないにかかわらずまず親知らずを抜歯します。
 と言いますのも、親知らずがあるお陰で咬合が乱れている方が殆どで、又現代人には親知らずを並べるだけの顎のスペースが無い方が多く、衛生面でも親知らずが無いほうが掃除もしやすく、あまり親知らずの存在価値無いからです。
 いつでもご相談ください。